明けましておめでとうございます。2025年が皆様にとって素晴らしい一年となりますことをお祈り申し上げます。また、昨年はしばらくの休止により、皆様にはご不便をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
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この度、ブランド再開にあわせて、これまでの＜muska＞から＜Sixth Night＞（シックス・ナイト）へブランド名を変更いたします。
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muskaの創設は2012年に遡ります。トルコでの体験をきっかけに、自宅の一室で一本のネックレスを編んだのがその始まりです。
その根底には、「身に付ける方にとってのお守りとなるような、心踊るジュエリーを」という思いがありました。
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こうした思いは今も変わりませんが、この10年あまり、日本の宝飾技術によるものづくりを深める中で、この素晴らしい技術と、それをもって丹念に仕立てたジュエリーを次の世代へ受け渡していきたいと考えるようになりました。
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この気持ちを後押ししたのは、昨年、療養のために訪れたインドのアーユルヴェーダ施設での日々です。アーユルヴェーダは、古い叡智を元にした長い歴史を持つ医学ですが、ドクター達はこの叡智を元に、私の滞在中にも多くの奇跡を起こしていきました。
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車椅子に乗ってやってきたしかめっ面のお婆さんが、やがて少しずつ歩けるようになって笑顔を取り戻していく。過労とストレスでボロボロになって来た女性が、ピカピカに元気になって帰っていく。
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そして私もその奇跡にあやかり、こうして復帰できた一人です。
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このような変化に私は驚いたのですが、彼らにとってそれは当然の事。先代から受け継いだものを、目の前の患者に施し、そしてそれを次の代に繋げていくというものでした。
（インドでの日々はInstagramのデザイナーアカウントで触れています。）
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ジュエリーは、テクノロジーが発達しても必ず人の手が加わり、そしてそれを支える宝飾技術は非常に長い歴史を持ちます。
現代までそれが残ってきたのは、それぞれの国の歴史の担い手がその技術を大切に扱い、橋渡しの役割をしてきたからです。
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Sixth Nightは夏目漱石の『夢十夜』に由来します。私達の会社名でもある「第六夜」は、見えないけれど木の中に既に存在する美を掘り起こす運慶の姿勢を描いた物語です。この姿勢は、muskaの始まりから私達のものづくりの指針であり続けています。
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内在するものを丁寧に掘り起こしていく。
歴史を担う確かな技術と自由な想像力を携え、私たちはこれからよりパワフルな美しいジュエリーを作って参ります。
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これまでのご愛顧に深く感謝申し上げますとともに、新たなスタートへの応援をどうぞよろしくお願いいたします。